多様性あふれる環境で、常に自身をアップデートしたい!任されることを楽しみながらリスキリングされている山田麻子さんにインタビュー。

Bespoke Inc.
May 12, 2023

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ポジション:セールスオペレーションズスペシャリスト
Bespoke歴:2022年7月から

国際物流、海外仕入れ業界からスタートアップへ転向。新しい経験や感性に触れることをエネルギー源に、常に自身をアップデートされてきた山田麻子さん。ご家族との時間を大事にするため、さらなる挑戦に挑む山田さんに、その心境を伺いました。

— 山田さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

大学卒業後の主なキャリアは3つです。1つ目が、貿易・海外仕入れの仕事。外国にかかわる仕事がしたかったので、国際航空便の会社に入って、国際航空貨物取扱士(IATAディプロマ)の資格を取得しました。その後、国内のメーカーや専門商社に勤めました。物流が面白くて、多店舗展開している小売り企業でも、家具や雑貨の輸入・仕入れを担当したり。すごく勉強になりましたね。

2つ目は、オフィス勤務の社員が3名(当時)というD2Cのスタートアップで、メインはバックオフィス業務。立ち上げ当初という環境もあり、いろいろな業務を任せてもらいました。

その後、現在のビースポークが3つ目です。AIチャットボットの開発・運用の会社で、セールスチームのアドミン周りが主な担当なのですが、気がつくと担当以外の仕事を依頼されることが多く、なんでもやっている感じですね。

— フィールドは変化しても、広範囲でお仕事をされるスタンスは共通していますね。

そうですね。私は団塊ジュニアの世代で、高校生のときは女子大生ブーム、大学生になると女子高生ブーム、就職試験を受けるときは超氷河期でフリーターが大量発生した代と、とにかくいつもゲームチェンジをせざるを得ない世代で。

娘がいるのですが、妊娠・出産自体もゲームチェンジですし、その後リーマンショックがあったり、東日本大震災があったり、直近もコロナがあったり。毎回、社会の変化や時流の変化に適応するために、自分をどんどん更新しないといけないという感覚がすごく強いです。

だから現状維持というよりは、いつも新しい環境でチャレンジして、自分のスキルを更新して、約25年の社会人生活をサバイブしてきたって感じですね。

— 柔らかく変わっていける、そのエネルギーの源はなんですか?

社会に出て年数が経つと、自分より歳が若い方とお仕事させてもらったり、自分より若い人が立ち上げた会社に行くことが増えますよね。そこで、どんどん新しいことを勉強したり、彼らの柔らかい感性に触れて「私も頑張らなくちゃ」とエネルギーをもらっています。

あとは好奇心。使ったことがないアプリやツールも、積極的に覚えて活用できるようになると、視野が広がりコミュニケーションの幅が広がると感じています。

— ビースポークさんにジョインすることになったきっかけについて教えてください。

起業家で投資家でもある高野秀敏さんのTwitterがきっかけです。高野さんの「あなたのキャリアを無料でコンサルします。」というツイート見て、ちょうど働き方を考え直そうと思っていた時期だったので、DMを送ってみたんです。

すぐにお返事がきて、翌日にはオンラインでお話をさせていただきました。そのときにご紹介いただいたのがビースポークです。その翌日には代表の明美さんとのオンライン・ミーティングをセッティングしてもらって、翌々日にはトライアル開始という、とんとん拍子の展開でした。

— ものすごいスピード転職ですね!ビースポークさんを選択した、その決めてはなんですか?

娘が昨年高校3年生になりまして、ふと「あと何年一緒に暮らすことができるかな」と思ったんですね。妊娠中から産後もずっと、基本的には出社して働くスタイルだったので、もし叶うなら、少し自宅で彼女と過ごす方に比重を置こうかなと。

高野さんにDMを送ったのはそういった理由でした。ご紹介いただいた、ビースポークは、もちろん物理的に仕事があるときには必ずオフィスに来て、お仕事をさせてもらっているんですけど、そうじゃないときはリモートワークができる。

初めて明美さんとオンラインで面談したときも、画面に一緒に赤ちゃん(=明美さんのお子さん)が映っていて!そんな面談は初めてだったので、希望しか感じなかったというか。こういう働き方が、今はできるようになったんだな、令和すごいなと感動しました。それが決めてですね。

実際、今もほぼリモートです。社員もみんなそれぞれで、地方や海外にいるメンバーとも働けているし、必要であればみんなで集まって仕事ができる。恵まれた環境だなと思っています。

— 山田さんの、ビースポークさんでの役割を教えてください。

公共政策にかかわる仕事で、ポジション名は「セールスオペレーションズスペシャリスト」。営業チームのアドミンまわりです。ビースポークは今、官公庁や自治体の仕事が多く、入札関連業務をしています。

あとは営業のみなさんと、会社の売上を作るために必要な業務、具体的にはセールスフォース(Salesforce)という顧客管理(CRM)プラットフォームのメイン担当として、営業データの管理・運用・分析業務に従事しています。

とはいえスタートアップなので、いろいろな仕事をするチャンスもあります。例えば昨年、プライバシーマーク(個人情報の保護体制に対する第三者認証制度)の取得が必要だよね、という話があったときに担当させてもらって、今は個人情報保護管理責任者も任せていただいています。

あとはですね、わりと私は「スーパーお母さん」でして(笑)。学生時代は転校生が来ると必ず一番はじめに話しかけるタイプで、自他ともに認める「お世話焼き」です。会社員になってからも新卒や中途社員のサポートや研修を任されることが多かったんです。

ビースポークでも、例えばランチ会とか歓送迎会とか、なにかオフサイトの会をやるときはとりまとめをしたり、新入社員が来たら、可能な限り初日には直接お顔を合わせて挨拶をするようにしています。

— 完全リモートでも、直接お会いできるのは安心ですね。では、やりがいを感じているところについて教えてください。

スタートアップなので、なにもないところから1を生み出すことが、いろんな局面で求められると思っていて。1ができることで、ビースポークの業務の幅が広がって、喜んでくれるお客様が増えるのが一番の喜びです。なくて困っていたり、「あるといいな」を形にする仕事が一番やりがいを感じますね。

— 働く環境についてはどうですか?

ビースポークは社員の半分が外国籍で、文化もバックグラウンドも言語も違う人たちです。そんな彼らと、相互理解やコミュニケーションを大事にしながら、一つの仕事を作っていくというのは、すごく楽しいですね。

社内公用語も基本は英語で、日常的に英語が使える環境というのは、海外に関わりたいという欲も満たされますし、自分にとってはすごく魅力的だなと思っています。

また、適度に社員の新陳代謝があることもいいことだと思っています。会社は乗り物だと思っていて。それぞれの人がそれぞれの人生でどこに行きたいか。ビースポークと向かう先が一緒なら乗ればいいし、「自分はそっちじゃないな」と気づけば降りればいい。人生はいろんなフェーズがあるし、一緒にいる期間をどう充実させるかが大事ですよね。

— これまでもスタートアップを経験されていますが、ビースポークの他とは違う魅力はありますか?

多様性があること。年代の違う人たちが集まっているところです。スタートアップですと、特定の年代、とくにチームがある程度の規模になるまでは、若年層が多いことがままあると思いますが、ビースポークは社員がまだ35人くらいにもかかわらず、20代~60代まで所属しているというのが面白いと思います。

それと、商品が魅力的だと思っています。昨今、ChatGPTが話題ですが、弊社のプロダクトであるBEBOT(ビーボット)は、日本発のAIチャットボットらしくカスタマイズされていて、行政や観光業出身の社員が開発側にいることで、より官公庁向けに特化した仕様になっています。空港やホテル、自治体での導入実績もたくさんあるんです。

— 今後、挑戦してみたいことがあれば教えてください。

なんでも挑戦したいですね(笑)。とにかく、経験したことのないこと、見たことがないものに関われるように、常に体調を整えています。私もともと健康で、初めての入院が出産だったんですね。子どもを産んでからは、無遅刻・無欠席。予定休以外の病欠はおろか、二日酔いすらなくて!とにかくそれが強みですね。なにがなくともまずは身体。万全な体勢でいきたいと思います。

— ありがとうございます。では最後に、こんな人に来てほしいなど、メッセージをどうぞ。

今は経験がなかったとしても、やったことがないこと、見たことのない新しい景色が見たい人にぜひ来てほしいなと思います。

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