J-Startupにも採択された日本屈指のスタートアップで、グローバルな事業展開をしたい!テクノロジーを軸とした社会貢献に邁進する、田村和弘さんにインタビュー。
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ポジション:ヴァイスプレジデント 事業開発・営業本部長
Bespoke歴:1ヶ月
大手保険会社にてカスタマー・サクセスとして8年勤務されたのち、テックカンパニーへ転職。テクノロジーを軸に、地域・社会への貢献と新たなるビジネスインパクトの創出に邁進する田村和弘さんに、これまでのキャリアと現職について伺いました。
田村さんをテクノロジーの世界へ引きこんだのは何だったのでしょうか?
2017年から2年ほど留学したフランスのビジネススクールでのコンサルティング・プログラムで、3ヶ月ほど南アフリカのヨハネスブルグという都市に滞在したんですが、ヨハネスブルグは地域によってはあまり治安が良くなく、気軽に外を出歩けないうえに、公共交通機関もなかなか使えないという状況でした。
そこではじめてUberを利用したんです。Uberは安全な輸送手段で価格も安い。加えて、地域のみなさんの雇用も創出している。テクノロジーを使って、社会的・ビジネス的インパクトを生み出しているところに、とても感動しました。そのときにテクノロジーを軸とした仕事にシフトしていきたいなと思い、帰国後にUberに転職しました。
原体験が元になっているんですね。Uberではどんなポジションでお仕事をされていたのですか?
Uberでは、マネジメント職として、営業とオペレーションに関わりました。モビリティ、フードデリバリーのビジネス・オペレーションサイドの両方に身を置き、プラットフォームビジネスの幅広い、ダイナミックな経験を得ることができました。
その後、Tractable(トラクタブル)という、ロンドン発の画像認識AIを開発している会社にうつりました。主な顧客は損害保険会社様です。自動車事故の際には修理工場と保険会社で、車の破損状態について認識をすり合わせることが必要なのですが、その破損状態を判断するAIを開発していました。主な仕事は、AIの品質管理や商品の運用等のマネジメントに関わる仕事で、約2年間勤務しました。こちらもテクノロジーを軸とした社会変革に関わることのできる貴重な経験でした。
しかし、もともと営業や事業開発等のビジネスサイドの経験が長かったこともあり、社外のお客様とのコミュニケーションを通じて社会に価値をご提供する方が、よりやりがいを感じられるだろうなという思いが日に日に強くなりました。そんなときに、ビースポークを紹介いただいたんです。
前社は二社とも外資系という中で、国内企業であるビースポークに決めた理由を教えてください。
一つはやはり、ビースポークという会社自体が非常におもしろいなと思えたことです。ビースポークはJ-Startupという経済産業省が認定したスタートアップであり、日本からグローバルにビジネスを展開できるという、非常に貴重な存在だと感じました。外資系企業の、クロスボーダーなプロジェクトが多いところや、多様性を認め合うカルチャーに非常に魅力を感じていたのですが、同様の刺激が得られるとも思いました。
二つ目は、引き続きテクノロジーを軸にしているところです。チャットボットという商品を通じて、とても明確な価値が出せる。とくに今ビースポークは、自治体のみなさんや、そこに訪れるお客様に向けたサービスを展開しています。テクノロジーを通じてわかりやく貢献できる、さらに国外においても、使い勝手のいい商品になりうるところに、事業としての魅力を感じました。
三つ目は、代表の綱川のキャラクターとビジョンですね。自社で抱えているエンジニアやAIリサーチャー(AIの開発チーム)は全員外国籍であり、非常に外資に近い多様性あるカルチャーなんです。全体会議も英語ですし、コミュニケーションにおいてもお互いに違いがある前提のうえでやり取りすることが、社内にしっかりと根付いています。この三つが決め手ですね。
現在のポジションについて教えてください。
営業部門、および事業開発部門のマネジメントをしています。営業部門に関しては、いかにお客さまのご契約を増やしていくか、AIチャットボット事業を安定させるかに注力しています。営業活動はブラックボックス化しやすいといいますか、優秀なスタッフがいれば売上は短期的に上がりますが、中長期でチームパフォーマンスを向上するためには、営業プロセスを標準化していくことが必要です。そのためにセールスフォースなどCRMの使用や、効率的なコミュニケーションを通じてメンバーの日頃の活動を見える化していくといった、営業組織の仕組みづくりや環境整備を中心に活動しています。
事業開発部門に関しては、本流のAIチャットボットとは少し違う、新規事業の開発にも取り組んでいます。パートナーになりうる皆様と、お互いの課題解決の方向性をどう見つけていくか、もしかしたら、こういったところでパートナーシップが組めるかもしれませんね、といったディスカッションをしたり。はたまた、チャットボット以外の新しい商品を開発してみてはどうかなど、非常に大きな視野での議論をしています。
やりがいを感じるのはどんな部分ですか?
そうですね、最近は対話型AIが盛り上がっていますが、まだまだAIチャットボットの需要や可能性は非常に大きいと思っています。例えば行政が現在注力しているものとして、「行かなくてよい市役所・オンライン市役所」があります。
実際、みなさんも市役所に行くと、自治体によってルールが違ったり、欲しい情報にたどり着くまでに時間がかかるといった経験がおありだと思うんです。こういった現状の中で、弊社のツールを使っていただくとコミュニケーションがスムーズになる、市民のみなさんに直接的に貢献できるというところに非常にやりがいを感じています。
リモートワークの環境についてはどうでしょうか?
弊社は世界中に社員がおりますので、リモートワークでの就労は大変効率が良く、また家族のいる社員にとって、家族との時間を保てるリモートワークの環境はとても助かっています。また、幸いスラック等のオンラインコミュニケーションも特に不自由ありません。
そうはいいながら、定期的に顔と顔をあわせて会話をすることも非常に重要だと思っていますので、営業チームでは四半期に一度集まって、振り返りをしたり懇親したりしています。リアルな場での交流によって、チームエンゲージメントを高めることができるのかなと思います。
今後、挑戦してみたいことはありますか?
まずは営業チームの組織づくりを完成させることですね。それを通じて、チャットボットの事業を安定化させていきたいです。その次は、営業以外のチームにおける仕組みの構築、あるいはチャットボット以外の事業展開を見据えてやっていきたいなと思っています。
ありがとうございます。では最後に、どんな方にビースポークに来て欲しいですか?
自治体や民間企業のDXに興味ある方には、ぜひお越しいただきたいですね。
多様性のある組織の中で、自分の価値を見出し、変化の多い環境に興味がある方というのが、まず一つ大きなポイントかなと思います。
スタートアップは各チームが小さく、プロジェクトはチームを横断することがほとんどです。取り組む範囲も広いので、一つ一つの業務に対して、会社全体を考慮した意思決定ができるかどうかが重要です。
ビースポークは、正解がない中で自ら動き、判断するという経験を積み上げていくことができる環境だと思います。日々新しいことを考え取り組んでいくことは大変ですが、自身の成長にも必ずつながります。そういった経験を積みたい方、興味がある方には、まさにうってつけの環境だと思います。
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